ぴあの演劇ランキングで第一位!

「weeklyぴあ」8月2日号の「(ぴあモニター10000人に聞いた)今週観たい演劇ランキング」で『風間杜夫ひとり芝居3部作』が1位に選ばれました。
調査対象は7/26〜8/2に開幕する公演で、2位は『ブラスト!』3位は『ピッピ』でした。

最小人数による大一番が混戦を突破

夏本番の声を聞き、演劇シーンにおいても、FUJI ROCKや花火大会に負けない、開放的かつ大仕掛けのステージが数多くスタンバイしている。<今週観たい演劇ランキング>の1位も当然、物量で勝負する大作がブっちきるかと思いきや……右の投票結果である。
出演者の数を最小限に絞ったチャレンジ企画に関心が集まったのは、風間杜夫という名前に対する信頼と期待の証だろう。つかこうへい事務所の舞台では火柱のような熱気を放っていた70年代から、細やかな表現力で庶民の哀歓を演じる現代へ。同時代を生き、風間の活躍に自らを投影してきた団塊世代にとって、今回の大勝負に寄せる期待は大きいはずだ。
演目は、97年初演『旅の空』、00年初演『カラオケマン』、新作『一人』の3本立て。人情喜劇の名手・水谷龍二が描くのは、ある会社員の心のつぶやきである。約1500席の大空間で綴られる中年男のささやかなドラマ。新橋演舞場のひとり芝居といえば、御大・島田正吾が貫禄の芸を見せつけた先例がある。3000の視線を引き受けた風間が、男を見せるか。

以上、ぴあ8月2日号より