朝日新聞と北海道新聞に劇評

紀伊國屋サザンシアターで上演中の「流星に捧げる」の劇評が、本日22日の朝日新聞北海道新聞に掲載されていました。
朝日新聞は東京版夕刊。
−疑似家族が描く「老い」の輝き−という見出し。
「インチキな出資話を持ってくる倒産した社長役の風間杜夫が、山田ドラマに似合う。徹底した悪になれない、気弱い詐欺師ぶりがいい。根岸季衣も厚かましさと悲しさを好演した」

北海道新聞は全道版夕刊。
山田太一の世界体現「流星に捧げる」の風間、悪人になり切れぬ人間のおかしさ−という見出しで、
「風間は一歩を踏み出せなかった姿にさわやかな空気さえ漂わせ、“こういう人がいなかったら世の中は闇”という山田作品の世界を見事に生きてみせた」
と評されていました。